脇のボトックス治療を続けた場合に起こり得る変化やリスクについて、不安を抱える方は少なくありません。この記事では、長期間の継続による効果や副作用、やめどきの判断、他治療との違いまでを網羅的に解説しています。
結論、ワキボトックスを打ち続けても、医師の管理下であれば特に問題はありません。ただし、下記のようなメリット・デメリットがあることを確認しておきましょう。
メリット | デメリット | |
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効果 | ・汗や臭いの抑制が安定する ・効果の持続期間が長くなる場合がある |
・抗体形成で効果が減弱するリスク ・筋萎縮や皮膚変化のリスク |
生活 | ・精神的な安心感 ・生活の質が向上する |
・他の部位の汗が増える可能性がある |
負担 | ・効果持続期間が延びれば経済的・時間的負担が減る | ・経済的負担が継続する ・通院・時間的負担がかかる |
院長経歴 |
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所属学会・資格 |
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クリニックHP | さとみ皮フ科クリニック |
SNS | ![]() |
結論として、脇ボトックスを打ち続けると、脇の汗の量・強めのニオイなどの症状の安定が期待できます。
脇ボトックスはあくまで一時的な効果を得る治療です。継続することで症状の安定が期待できますが、個人差も大きく、無理のない頻度で施術を受けることが大切です。
現在のところ、適切な頻度・量での使用において重篤な副作用は報告されていません。抗体形成などのリスクはあるものの、医師の管理下であれば安全性は高いと言えます。
▼脇ボトックスの相談ができるおすすめのクリニック
ロゴ | ![]() |
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クリニック | TCB東京中央美容外科 | 東京美容外科 | さとみ皮フ科 クリニック |
脇ボトックス 施術料金 |
クーポンで 初回0円 |
両脇 1回 ¥50,000 |
両わき(軽度の方) 80単位 ¥55,000 |
ボトックスの 種類 |
韓国製 ボツリヌストキシン |
ー | アラガン社製 ボトックス |
全国の院数 | 全国105院 | 全国114院 | 名古屋1院 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ワキボトックスを継続するメリットとして、下記の4つが挙げられます。
複数回の施術により、汗腺への作用が安定し、発汗量や臭いの抑制が持続しやすくなります。ワキボトックスを打ち続けることで、日常生活での不快感が大きく改善される効果が期待できるでしょう。
体質によりますが、回数を重ねることでボトックスの効果が持続しやすくなる例もあります。治療間隔を調整することで、経済的・時間的な負担も軽減できます。
脇汗に対する不安が軽減されることで、社会生活における自信や安心感が向上し、仕事・人間関係への影響もポジティブになります。ワキの汗が衣類に染み込んでいないか・ニオイは大丈夫かなど心配する必要がなくなるため、肉体的だけでなく精神的にも快適に過ごせるでしょう。
繰り返し施術を行うことで、まれに抗体が形成され、ボトックスの効果が出にくくなる場合があります。これは特に投与量や頻度が過剰な場合に発生しやすいため、医師と相談しながら治療間隔を設定することが重要です。もっと効果が欲しいからと言って、様々なクリニックを点々と移動し、脇ボトックスを打つのは控えましょう。
長期的に注射を続けると、使用部位の筋肉が委縮し、皮膚のたるみなどが生じることがあります。多くは軽度で可逆的ですが、早期発見が肝要です。
ボトックスで脇汗が抑えられる一方で、別の部位(背中や手のひら)に汗が増える「代償性発汗」が起こる場合があります。発生頻度は高くありませんが、留意すべき点です。
治療は自由診療が主であり、1回数万円が一般的です。年に2〜3回継続する場合、年間数十万円の負担になることもあります。医療費控除の対象になる場合もあるため、確認しておくとよいでしょう。
効果が一時的なため、定期的な通院が必要になります。忙しい方にとってはスケジュール調整が負担となることがあります。
脇ボトックスを打ち続けたくても、抗体ができてしまっては意味がありません。抗体形成のリスクを低減するため・より効果を実感するために、脇ボトックスの適切な治療頻度と量についても知っておきましょう。
▼脇ボトックスの治療頻度と量の目安
推奨間隔 | 3〜6ヶ月に1回(年2〜3回) |
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量の設定 | 必要最小限の量 |
抗体対策 | 間隔を空け、量を抑える |
調整方法 | 医師と相談し、効果を見ながら調整 |
医学的には3~6ヶ月に1回のペースが推奨されており、これを超える頻度での治療は抗体形成のリスクを高める可能性があります。
多汗症の程度やライフスタイルに応じて治療計画を調整することが重要です。治療効果の推移を記録し、医師と相談しながらベストな間隔を探しましょう。
治療間隔を十分に空ける、投与量を必要最小限に抑えるなど、医師の指導に従うことが抗体形成のリスク回避に有効です。
治療法 | 治療内容 | 効果の持続 | メリット | デメリット・注意点 |
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脇ボトックス | 注射で汗を一時的に抑える | 約4〜9ヶ月 | ・手軽 ・即効性 ・ダウンタイムほぼなし |
・定期的な施術が必要(費用・通院) ・抗体形成のリスク |
ミラドライ | マイクロ波で汗腺を破壊 | 半永久的 | ・永続的な効果 ・汗とニオイ両方に効く |
・費用が高め ・数日のダウンタイム |
塩化アルミニウム 外用薬 |
塗り薬で汗腺の出口を塞ぐ | 塗布中 | ・安価 ・自宅で手軽に試せる |
・軽度向き ・効果に時間がかかる ・皮膚刺激の可能性 |
手術療法 (ETS) |
神経を切って汗を止める | 半永久的 | ・非常に高い効果(重度向け) | ・代償性発汗リスクが高い ・手術負担 ・傷跡のリスク |
ミラドライは汗腺を熱で破壊する治療で、半永久的な効果が期待できます。ダウンタイムは数日で、コストは高めですが、長期的なコスパを重視する方には有力な選択肢です。
汗の量よりもワキガで悩んでいる方の場合には、ミラドライのほうが適している可能性が高いです。
市販・処方薬として入手可能で、軽度の多汗症に有効です。ボトックスと比べて即効性は劣りますが、手軽に試せるメリットがあります。
強い多汗症に対して高い効果がありますが、手術リスクや代償性発汗の可能性があり、慎重な検討が必要です。
効果が薄れてきた、副作用が顕著に出ている、生活環境が変わったなどの要因がある場合には、治療の見直しを検討します。もちろん自身で検討するのではなく、医師に相談しながら決めることが大切です。
ボトックスの効果は時間とともに自然に消失します。通常は3〜6ヶ月後に元の状態へ戻るため、様子を見ながら再開を判断できます。汗の量が再び気になってきたと感じた場合には、医師に相談してみましょう。