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レッド・グロス注射(品川)と他社の違いを比較|唇の血色改善ヒアルロン酸の成分とリスクを専門医が解説

レッド・グロス注射(品川)と他社の違いを比較|唇の血色改善ヒアルロン酸の成分とリスクを専門医が解説

「唇の血色が悪い」「リップを塗ってもくすみが消えない」という悩みに対し、従来のヒアルロン酸注射に「血色改善成分」をプラスした注入治療が注目を集めています 。

従来の唇ヒアルロン酸は「形を整える・ボリュームを出す」ことが主目的でした。これに対し、品川美容外科の「レッド・グロス注射」に見られるビタミンB12や、TCBの「リップグロス注射」に配合されたアントシアニンといった成分により、内側から滲み出るような健康的な色味を演出できるのが最大の特徴です。

本記事では、皮膚科専門医による医学的な知見に基づき、各クリニックで採用されている製剤成分の違いや、期待できる効果、注意点を客観的なデータに基づき徹底比較します。

この記事のポイント
  • 血色改善を目指す注入治療とは:従来の唇ヒアルロン酸に、品川美容外科の「ビタミンB12」や、TCBの「アントシアニン」といった血色改善成分を配合し、潤いと発色を同時に追求する治療の総称。
  • クリニック別の成分・価格比較品川美容外科(成分:ビタミンB12、18,700円/上下セット) 、TCB(成分:アントシアニン、18,700円/1cc) 、東京形成美容外科(質感重視、税込21,780円/上下セット) の違いを網羅。
  • 専門医の視点:皮膚科専門医が医学的知見に基づき、副作用やダウンタイム、ヒアルロン酸溶解時の注意点を解説。
  • 失敗しない選び方:ネット上の症例写真の罠を見抜き、自分の悩みに合った「成分」と「クリニック」を選ぶためのチェックポイントを提示。

唇の血色改善を目的とした注入治療は、クリニックによって「色付け成分」の種類が異なります。主要3社の成分と価格、リスクをまとめました。

【最新比較】唇の血色改善注入ができるクリニック一覧

※ → → → スクロールできます → → →

項目 品川美容外科 TCB東京中央美容外科 東京形成美容外科
メニュー名 レッド・グロス注射 リップグロス注射 リップグロス注射
期待できる効果の特徴 物理的な血色改善・ボリューム 植物由来色素による自然な発色 高保水による透明感・ツヤ
主な色付け成分 ビタミンB12 アントシアニン なし(ヒアルロン酸のみ)
料金(税込) 18,700円 18,700円 21,780円
料金の単位 上下セット 1ccあたり 上下セット
展開エリア 全国39院
(東京・名古屋・大阪・福岡など)
全国
(※一部取り扱いのない院あり)
千葉(船橋)・東京(銀座)
リスク・副作用 内出血、腫れ、赤み、違和感等 内出血、腫れ、赤み、違和感等 内出血、腫れ、赤み、違和感等
公式サイト 公式サイトでレッド・グロス注射の詳細を見る 公式サイトでリップグロス注射の詳細を見る 公式サイトでリップグロス注射の詳細を見る

※監修医は特定のクリニックを推奨しているわけではありません

※2026年現在の情報です

【エリアからクリニックを探す】

血色改善を目的とした注入治療(品川美容外科の「レッド・グロス注射」や各院の「リップグロス系注入」)は、2026年現在、導入されている院が限定的です。まずは注入治療の実績が豊富で、最新の製剤を取り扱いやすい主要エリアのクリニックから、ご自身の唇に適応があるか相談してみることを推奨します。

東京エリアでヒアルロン酸注射がおすすめのクリニック比較はこちら
大阪エリアでヒアルロン酸注射がおすすめのクリニック比較はこちら

※リンク先では、唇の造形だけでなく血色改善注入を含む、ヒアルロン酸注射全般の実績が高い院を掲載しています。レッド・グロス注射やリップグロス注射の最新の在庫・取り扱い状況は、各院の無料カウンセリングにて直接ご確認ください。

監修:田内里美(「さとみ皮フ科クリニック」院長)紹介
田内里美院長
田内 里美 院長(さとみ皮フ科クリニック) 日本皮膚科学会認定「皮膚科専門医」。
ヒアルロン酸や最新のスキンブースターなど、注入治療において正しい知識を持つことは、理想の仕上がりを叶えるための第一歩です。私は皮膚科専門医の立場から、医学的根拠に基づき「各薬剤の特徴やリスク」「失敗を回避するための客観的な情報」を監修しています。
※本記事は公正な情報提供を目的としており、特定の医療機関への勧誘を目的としたものではありません。
所属学会・資格

田内里美院長

唇の血色改善は、単に色を足すだけでなく、ヒアルロン酸の保水力とのバランスが重要です。正しい知識を持って、後悔しない治療を選んでください。
・本記事で紹介しているクリニックまたは商品等にはPRを含みます
・田内里美医師は、皮膚科専門医の知見をもって、選び方や注意点を監修しています
・より多くの患者様に自身に合った美容医療を受けていただくために、全国のクリニックを紹介しています

唇の血色改善注入(レッド・グロス系)とは?仕組みを解説

唇の血色改善注入(リップグロス系注入)は、保水力の高いヒアルロン酸に、血色感やツヤを与えるための成分を配合した唇専用の注入治療です。

従来の唇へのヒアルロン酸注射は、主に「ボリュームアップ」や「輪郭形成(M字リップなど)」を目的としていました。これに対し、血色改善を目的とした最新の注入治療は、唇の組織に水分を保持させるだけでなく、成分そのものが持つ色調や美容成分によって、内側から滲み出るような健康的な血色感を物理的に演出することを目指しています。

従来の唇ヒアルロン酸注射との違い

「従来のヒアルロン酸」と、各院が提供する「血色改善・グロス系注入」の違いを以下の比較表にまとめました。

▼従来の唇ヒアルロン酸注射との違い

比較項目 血色改善・グロス系注入 従来の唇ヒアルロン酸注射
主な目的 血色感の向上・ツヤ・ボリューム 形を整える・ボリュームアップ
配合成分 ヒアルロン酸 + ビタミンB12やアントシアニン等 ヒアルロン酸のみ
唇の色味 明るく健康的な色味に変化する 変化しない(元の色のまま)
唇の質感 グロスを塗ったような瑞々しさ ハリのあるふっくらとした質感
おすすめの人 唇のくすみや色のなさが気になる方 唇を厚くしたい、形を変えたい方

配合成分によるアプローチの違い

2026年2月現在、大手美容クリニックで採用されている注入剤には、主に以下の2つのアプローチがあります。

ビタミンB12(シアノコバラミン)配合

品川美容外科などで提供されている「レッド・グロス注射」に見られるアプローチです。配合されているビタミンB12自体が鮮やかな赤色を呈しており、この成分を唇に注入することで、物理的に唇の色調を明るく見せる効果が期待できます。

植物由来成分(アントシアニン)配合

TCB東京中央美容外科の「リップグロス注射(LipStar)」などで採用されている手法です。アントシアニンという色素成分を含む製剤を注入し、自然な発色と潤いを両立させることで、健康的な印象の口元を目指します。

これらの成分が、ヒアルロン酸による組織のボリュームアップ効果と組み合わさることで、まるでリップグロスを塗ったような質感と発色を同時に追求できるのが、従来の治療との大きな違いです。

治療のメリットと期待できる変化

血色改善系の注入が支持されている理由は、単なる造形にとどまらない多角的なメリットにあります。

  • 唇のくすみ改善(物理的色調変化):元々の唇の色が暗い方でも、ビタミンB12やアントシアニンなどの配合成分によるトーンアップ効果で、顔色全体を明るく見せることが期待できます。
  • 縦ジワの解消とハリ感:ヒアルロン酸が水分を抱え込みながら溝を埋めるため、カサつきや縦ジワが目立ちにくい、滑らかな質感へと整えます。
  • ダウンタイムの短縮:注入直後から発色やボリュームを実感しやすく、メイクで隠しきれなかった唇の悩みに対して、即効性のあるアプローチが可能です。

リスク・副作用に関する客観的事項

本治療は注射による侵襲を伴うため、以下のリスクが報告されています

  • 内出血・腫れ: 注入部位に数日〜1週間程度、軽微な内出血や腫れが生じることがあります。
  • アレルギー・違和感: 配合成分やヒアルロン酸に対するアレルギー反応、一時的な凹凸や硬さを感じることがあります。

※効果の現れ方や持続期間には個人差があり、全ての症例で同一の結果を保証するものではありません。

唇の血色改善注入(リップグロス系注入)の効果と持続期間

唇の血色改善注入を検討する際、多くの方が最も重視するのは「どの程度の変化が期待でき、それがいつまで続くのか」という点です。

皮膚科専門医の知見と、各クリニックの公開データに基づき、客観的な効果と持続期間の目安を解説します。

期待できる主な効果

血色改善注入は、配合成分の相乗効果により、主に以下の3つの変化が期待できる治療です。

血色感の向上(物理的色調変化)

  • 品川美容外科(レッド・グロス注射):配合されている「ビタミンB12(シアノコバラミン)」自体の赤色を利用し、物理的に唇の色調を明るく見せます。
  • TCB(リップグロス注射):植物由来の色素「アントシアニン」を配合した LipStar 製剤を使用し、自然な発色と健康的な印象を目指します。

自然なボリュームアップと形態修正

ヒアルロン酸が水分を保持し、唇にふっくらとした厚みを与えます。加齢による唇の薄さや左右差の微調整、理想の形への形成も可能です。

唇の縦ジワ改善とツヤ感

低分子のヒアルロン酸が皮膚の内側から溝を埋めることで、乾燥による縦ジワを目立ちにくくします。組織の水分量が増えるため、リップグロスを塗ったような瑞々しい質感が期待できます。

持続期間の目安

効果は永続的ではなく、時間の経過とともに成分が体内に吸収されます。メニューによって持続期間の公表値が大きく異なる点に注意が必要です。

メニュー名(クリニック) 効果の持続期間(公表値)
レッド・グロス注射
品川美容外科
約3ヶ月程度
リップグロス注射
TCB
約3週間程度
リップグロス注射
東京形成美容外科
約3〜4ヶ月程度

効果の持続に影響を与える要因

持続期間を左右する要因として、以下の医学的な背景が挙げられます。

  • 製剤の特性: 唇は動きが激しい部位のため、馴染みやすい柔らかいヒアルロン酸が選ばれます。そのため、硬い製剤に比べ吸収は早まる傾向にあります。
  • 注入量と回数: 繰り返し注入を受けることでボリュームや血色を保ちやすくなり、定着感や持続期間が向上する傾向があります。
  • 個人の代謝: 体質や生活習慣により吸収速度には個人差が生じます。

リスク・副作用に関する補足

期待できる効果の裏側には、必ずリスクが存在します。

  • 初期症状: 注入後2〜3日は、腫れや違和感、内出血が生じる場合があります。
  • ダウンタイム: 腫れは数日で落ち着き、内出血が出た場合も通常1週間〜10日程度で自然に改善します。
  • 違和感: 馴染むまでの間、一時的に凹凸や硬さを感じることがありますが、通常は数日以内に改善します。

※効果や持続期間は個人の体質や生活環境によって異なります。具体的な経過については、カウンセリング時に医師の診断を受けることが重要です。

【徹底比較】唇の血色改善注入ができる大手3クリニックの料金・特長

唇の血色改善を目的とした注入治療は、クリニックによって「成分」「料金の仕組み」「通いやすさ」が異なります。ここでは、主要な3社の詳細を比較表と解説でまとめました。

品川美容外科:レッド・グロス注射|全国39院の展開力と、上下セットの明快な料金プラン

品川美容外科レッドグロス注射

品川美容外科の「レッド・グロス注射」は、物理的な色調改善に特化した治療です。全国に39院を展開しており、地方在住の方でも通いやすい点が大きなメリットです。

料金表・クリニック詳細

項目 内容
料金(税込) レッド・グロス注射
18,700円
料金の単位 上下セット
主な配合成分 ビタミンB12、ヒアルロン酸
展開エリア 全国39院(東京、新宿、池袋、横浜、名古屋、梅田、心斎橋、京都、岡山、広島、福岡、札幌、仙台など)
主な特長
  • 物理的な血色改善: 「赤いビタミン」と呼ばれるビタミンB12を配合。ヒアルロン酸による保湿に加え、成分そのものの赤みを透過させることで、唇のくすみをカバーします。
  • 明快なセット料金: 上下セットの固定価格のため、追加の薬剤費用を気にせず、唇全体のトーンアップを目指せます。
  • 圧倒的な拠点数: 主要都市を網羅する全国展開により、利便性が高いのが特徴です。

品川美容外科:口コミの傾向

  • ポジティブな傾向: 「余計な勧誘がなく、セット料金通りで案内された」「大手ならではの手際の良さがあり、短時間で終わる」といった、コスパと効率を評価する声が目立ちます。
  • ネガティブな傾向: 「待ち時間が長いことがある」「カウンセリングがあっさりしている」という意見もあり、丁寧な接客よりも「安さと早さ」を重視する層に向いている傾向があります。

TCB東京中央美容外科:リップグロス注射|1cc単位の注入で、色味とボリュームをミリ単位で調整

TCBのリップグロス注射

TCBの「リップグロス注射」は、植物由来の色素成分アントシアニンを配合した専用製剤「LipStar」を使用し、自然で瑞々しい仕上がりを追求する治療です。

※予約画面の「メッセージ」の欄に「リップグロス注射についてカウンセリングを受けたい」という内容を記載するとスムーズです。

料金表・クリニック詳細

項目 内容
料金(税込) リップグロス注射
18,700円
料金の単位 1ccあたり
主な配合成分 アントシアニン、ヒアルロン酸(製剤名:LipStar)
展開エリア 全国(東京、横浜、名古屋、大阪、福岡など主要都市)
主な特長
  • 自然な発色: アントシアニン色素を配合した専用製剤「LipStar」を使用。いかにも「整形した」という違和感を抑え、素肌に馴染む健康的な色味を目指します。
  • ミリ単位の微調整: 1cc単位での注入が可能なため、気になる箇所に集中して色やボリュームを出すなど、オーダーメイドな調整に適しています。
  • アクセスの良さ: 多くのクリニックが主要駅の近くに位置しており、仕事帰りや買い物のついでに通いやすい環境が整っています。

TCB東京中央美容外科:口コミの傾向

  • ポジティブな傾向: 「院内が非常に綺麗でプライバシーが守られている」「カウンセリングでデザインの要望を細かく聞いてくれた」といった、接客や環境を評価する声が多いです。
  • ネガティブな傾向: 「カウンセリング時間が長く、予算以上の提案をされた」「1ccの料金で考えていたが、仕上がりを追求すると高くなった」という声も散見されます。納得できるまで話し合いたい方に向いています。

※予約画面の「メッセージ」の欄に「リップグロス注射についてカウンセリングを受けたい」という内容を記載するとスムーズです。

東京形成美容外科:リップグロス注射|高い保水力による「ツヤ」と、手厚い痛み対策

東京形成美容外科のリップグロス注射

東京形成美容外科は、拠点は限定されますが、注入後の「質感」と「痛み対策」に強いこだわりを持つクリニックです。直接的な色付け成分ではなく、高保水ヒアルロン酸による透明感を重視しています。

料金表・クリニック詳細

項目 内容
料金(税込) リップグロス注射
21,780円
料金の単位 上下セット
主な配合成分 高保水ヒアルロン酸
展開エリア 千葉(船橋院)、東京(銀座院)
主な特長
  • 保水力によるツヤ: 水分保持力に優れたヒアルロン酸を使用。直接的な色付けよりも、唇の水分含有量を高めて光の反射を整えることで、瑞々しい透明感を演出します。
  • 徹底した痛み対策: 表面麻酔やリラックスガスなど、痛みを極限まで抑えるためのオプションが充実しており、初めての方でも受けやすい配慮がなされています。
  • プライバシーへの配慮: 完全個室の待合室など、他の患者と顔を合わせにくい院内設計が特徴です。

東京形成美容外科:口コミの傾向

  • ポジティブな傾向: 「院長自ら丁寧に診察してくれた」「痛みに配慮がされており、リラックスして受けられた」といった、専門医による個別対応の質を評価する声が主流です。
  • ネガティブな傾向: 「都心にしかないので通いづらい」「大手に比べると予約が埋まりやすい」といった、拠点の少なさがネックになるという意見があります。

失敗しないための「症例写真」の見方とチェックポイント

唇の血色改善注入を検討する際、各クリニックの公式サイトにある症例写真は、施術後のイメージを掴むための重要な情報源です。しかし、唇は非常にデリケートな部位であり、光の加減や撮影時期によって見え方が大きく変わります。

納得のいく選択をするために、症例写真をチェックする際の3つのポイントを解説します。

撮影条件(ライティング・角度)が一定か

ビタミンB12やアントシアニンなど「色」にアプローチする注入治療では、光の当たり方で発色の見え方が劇的に変わります。

  • BeforeとAfterで光の強さや影の入り方が違わないか
  • 撮影時のカメラの角度が同じか

これらが一定でない写真は、正確な変化を判断しにくいため注意が必要です。

「注入直後」か「数日後」かを確認する

唇は粘膜が薄く、注入直後は一時的な腫れや成分による鮮やかな発色が強く出やすい部位です。

  • 注入直後の写真: 変化が分かりやすい反面、腫れの影響も含まれる
  • 数日〜1週間後の写真: 腫れが引き、成分が馴染んで実際に定着した時の状態に近い。両方の経過、あるいは馴染んだ後の経過を掲載している症例は、より現実的なシミュレーションの参考になります。

自分の「元の唇の色・形」に近い症例を探す

血色改善系の注入は、元々の唇のくすみ具合や粘膜の厚みによって、仕上がりのトーンが異なります。

唇の青白さが悩みの方の症例や、唇の縦ジワが深い方の症例など、自分と似た悩みを持つ方の経過を重点的に見ることで、自分に合ったクリニックを見極めるヒントになります。

注意事項・副作用(共通)

注入治療には、以下のリスクが伴います。

  • ダウンタイム: 注入直後から数日は、腫れ、内出血、違和感が生じることがあります。通常1週間〜10日程度で落ち着きます。
  • 持続期間: 効果は永続的ではなく、成分は体内に吸収されます。持続期間は製剤によって異なり、約3週間〜4ヶ月程度と幅があります。希望する持続期間に合わせた製剤選びが重要です。
  • 色成分の残留: ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ)を使用した場合でも、配合されたビタミンや色素成分は溶けません。色が完全に消失するまでは自身の代謝を待つ必要があります。
  • 禁忌事項: 配合成分に対するアレルギーがある方や、妊娠中・授乳中の方は施術を受けられない場合があります。詳細は医師にご相談ください。

注入治療全般に伴うリスクや副作用の詳細については、こちらの専門ガイドを参照してください。

血色改善注入(リップグロス系)のデメリットと注意点

血色改善を目指す注入治療はメリットの多い治療ですが、検討する際には「期待しすぎないため」のデメリットも正しく理解しておく必要があります。皮膚科専門医の視点から、3つの注意点を解説します。

効果は一時的であり、持続期間に大きな差がある

血色改善注入の効果は永続的ではありません。ヒアルロン酸や色成分は徐々に体内に吸収されるため、理想の状態をキープするには定期的なメンテナンスが必要であり、継続的なコストがかかる点はデメリットと言えます。

特に注意すべきは、製剤によって持続期間が大きく異なる点です。

  • 品川美容外科(レッド・グロス注射):約3ヶ月
  • TCB(リップグロス注射):約3週間
  • 東京形成美容外科(リップグロス注射):約3〜4ヶ月

ヒアルロン酸注射全般の相場や部位別の料金目安については、こちらの記事で解説しています。

「形を大きく変える」ことには向かない

レッド・グロス注射やリップグロス注射に使用される薬剤は、瑞々しい質感や発色を重視した、分子が小さく柔らかいヒアルロン酸です。

鼻や顎に使用するような粒子が大きく硬い製剤ではないため、「唇を劇的に分厚くしたい」「シャープなM字の輪郭をくっきり作りたい」といった、造形(形作り)へのこだわりが強い場合は、従来の硬いヒアルロン酸注射(ジュビダームビスタ ボルベラXCなど)の方が適しています。

形を整えることに特化したい方は、従来の唇ヒアルロン酸注射の詳細も併せてご確認ください。

【最重要】溶解注射で「色」はすぐに消えない

これが血色改善・グロス系注入における最大の注意点です。

万が一、仕上がりの色が気に入らず「ヒアルロニダーゼ(溶解酵素)」を打ったとしても、分解・消失するのはヒアルロン酸のみです。配合されたビタミンB12やアントシアニンの色は、自身の代謝で自然に排出されるのを待つしかありません。

ボリュームはすぐに落とせても、色の変化はすぐには元に戻せないという「修正のタイムラグ」があることを理解して施術を受ける必要があります。

唇の血色改善・グロス系注入に関するよくある質問(FAQ)

唇の血色改善を目的とした注入治療(品川美容外科の「レッド・グロス注射」やTCB等の「リップグロス注射」)を受けるにあたって、多くの方が不安に感じるポイントをまとめました。

痛みはありますか?
チクッとした痛みがありますが、麻酔で軽減することが可能です。
唇は非常に敏感な部位なため、針を刺す際に痛みを感じやすい傾向にあります。
多くのクリニックでは、痛みを抑えるために以下の対策を行っています。
  • 表面麻酔(クリーム): 唇の表面の感覚を一時的に麻痺させます(東京形成美容外科では約30分置くことで効果を高めています)。
  • リラックスガス(笑気麻酔): 鼻から吸うタイプの麻酔で、お酒に酔ったようなふわふわした状態で施術を受けられます。
  • 極細の針の使用: 内出血のリスクを抑え、痛みを最小限にする工夫がなされています。
ダウンタイムはどのくらいですか?
主な症状は腫れや内出血で、2日〜1週間程度が目安です。
注入直後は少し不自然な腫れを感じることがありますが、多くの場合、2日ほどで落ち着きます。
  • 腫れ・赤み: 注入直後から2日程度続くことがあります。
  • 内出血: 針が血管に触れた場合、1週間〜10日ほど青あざのような色が出ることがあります。
  • ポイント: これらの治療は「色」を入れるため、内出血の色と混ざって一時的に濃く見えることがありますが、時間とともに自然な色味に馴染んでいきます。
施術後すぐにメイクはできますか?
当日から可能ですが、針穴の部位は避けるのが無難です。
多くのクリニック(東京形成美容外科等)では、当日の洗顔やメイクを許可しています。ただし、以下の点に注意してください。
  • 衛生面: 注入部位の針穴から雑菌が入るのを防ぐため、最低でも数時間はリップメイクを控えるか、清潔な指・チップを使用してください。
  • 摩擦: 唇を強くこすったり、マッサージしたりすると、ヒアルロン酸の形が崩れたり内出血が悪化したりする恐れがあるため、1週間程度は優しく接するようにしてください。
仕上がりが気に入らない場合、溶解注射で元に戻せますか?
ヒアルロン酸部分は溶かせますが、配合された「色成分」はすぐには消えないため注意が必要です。
通常のヒアルロン酸注射と同様に「ヒアルロニダーゼ(溶解酵素)」で溶かすことが可能ですが、以下の医学的な制限を理解しておく必要があります。
  • 酵素が反応するのはヒアルロン酸のみ: 溶解酵素はヒアルロン酸の分子を分解するもので、レッド・グロス注射に含まれるビタミンB12や、リップグロス注射(TCB等)に含まれるアントシアニンといった「色素成分」には反応しません。
  • ボリュームと色のタイムラグ: 溶解注射を打つと数時間から1日程度で唇のボリュームは落ちますが、成分による赤みや発色はすぐには消えず、自身の代謝によって排出されるのを待つ必要があります。
  • アドバイス: 通常のヒアルロン酸注射以上に、事前のカウンセリングで「どの程度の色味になるか」を医師と入念にシミュレーションすることが、失敗を避ける最大のポイントです。

あなたにぴったりの血色改善注入を選ぶために

唇の血色改善を目的とした「リップグロス系注入」は、従来のヒアルロン酸注射にはなかった「色」と「ツヤ」を同時に手に入れられる画期的な治療です。

最後に、今回ご紹介した3クリニックの選び方を、目的別に整理しました。

「唇のくすみを一掃して、血色を良くしたい」なら

品川美容外科の「レッド・グロス注射」がおすすめです。ビタミンB12自体の赤色を利用した物理的な色付けと、上下セット18,700円という分かりやすい定額料金が魅力です。全国39院という展開力により、どこからでも通いやすい点も大きなメリットです。

「自然な発色とボリューム調整を両立したい」なら

TCB東京中央美容外科の「リップグロス注射」が適しています。植物由来成分のアントシアニンによるナチュラルな仕上がりが期待でき、1cc単位での注入が可能なため、気になる箇所に絞ったオーダーメイドな調整が可能です。

「色よりも、瑞々しい質感と透明感を重視したい」なら

東京形成美容外科の「リップグロス注射」が選択肢に入ります。特定の着色成分ではなく、高保水ヒアルロン酸による透明感を追求しており、税込21,780円(上下セット)で受けられます。徹底した痛み対策やプライバシー配慮を重視する方に適しています。

唇の状態や理想の仕上がり、そして希望する持続期間には個人差があります。まずは各公式サイトで実際の症例写真を確認し、無料カウンセリングで専門医に相談することから始めてみてください。