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ヒアルロン酸とボトックス、どっちを選ぶべき?メリットやリスク、選び方を徹底解説!

ヒアルロン酸とボトックスどっちを選ぶべき?

「ヒアルロン酸」と「ボトックス」は、美容クリニックでよく耳にする言葉ですね。

シワ改善やリフトアップを目指す多くの方が利用していますが、どちらが自分に合っているか迷っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ヒアルロン酸とボトックスの違いや、それぞれのメリット・リスク、最適な選び方について詳しく解説し、ぴったりの治療法を選ぶためのヒントを詳しくご紹介します。

まずは「ヒアルロン酸とボトックス、どちらを選ぶべきか?」をチェック

美容注射の選び方は、シワの種類や年齢、目的に応じて異なります。以下のポイントを参考に、自分に最適な施術を見つけてください。

ボトックスは筋肉の動きを抑制する治療に対して、ヒアルロン酸はボリュームがない部分を補う治療です。

全く作用が違うため、適応部位も異なります。

シワの治療で言うと、表情によって動くシワ(眉間・目尻・バニー等)はボトックス,たるみによってできたシワ(ほうれい線・ゴルゴライン等)はヒアルロン酸で治療します。

引用: シェリークリニック

シワやたるみの種類で選ぶ

シワやたるみの種類   使用する施術      説明
表情ジワ ボトックス 表情によってできるシワ(額、眉間、目尻など)は、ボトックスで筋肉の動きを抑え、シワの改善や予防が可能
たるみやハリ不足   ヒアルロン酸 顔のボリュームを出してリフトアップをしたい場合や、ほうれい線、唇のボリュームアップにはヒアルロン酸が有効

年齢やライフスタイルで選ぶ

年齢層     推奨施術       説明
30代前後 ボトックス シワが深くなる前に、早めにボトックスで予防することで、将来的なシワの発生を防げる
40代以上 ヒアルロン酸 顔全体のハリや若々しさを保ちたい方には、ボリュームアップが得意なヒアルロン酸が適している

持続期間と頻度で選ぶ

持続期間     推奨施術       説明
短期間 ボトックス ボトックスは3~6か月と比較的短期間ですが、イベント前の手軽な改善に適している
長期的 ヒアルロン酸 持続期間が半年~1年のヒアルロン酸は、定期的なメンテナンス頻度を減らしたい方におすすめ

 

ヒアルロン酸とボトックスの基本情報

ヒアルロン酸とボトックス

ここまでで自分に合った施術の方向性が見えてきたら、それぞれの施術についてさらに理解を深めましょう。

ヒアルロン酸の基本情報

ヒアルロン酸は、肌の保湿成分としてもともと体内に存在する物質で、高い保水力を持ち、肌のハリや弾力を保つ役割があります。

美容医療では、シワの改善やリフトアップ、顔のボリュームアップを目的に注入され、特に顔全体の若返りや立体感を求める方に人気です。

ボトックスの基本情報

ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出される成分を利用した薬剤で、筋肉の動きを抑制し、表情ジワの改善や予防を目的に使用されます。

特に、表情の動きによって生じるシワに有効で、シワが深くなるのを防ぎたい方におすすめです。

ヒアルロン酸とボトックスの違い

項目 ヒアルロン酸 ボトックス
主な用途 ・ほうれい線や額のシワの改善

・唇・顎・頬などのボリューム補充

・顔全体をふっくらさせ、リフトアップ

・額や眉間、目尻の表情ジワに有効

・咬筋に注入してエラの張りを抑える

持続期間 ・6ヶ月から1年程度

・持続期間が長めで頻繁なメンテナンスが不要

・長続き

・3〜6か月と比較的短期間

・継続的な施術でシワの定着を予防も期待

・元に戻る

施術の仕組み ・皮膚の下に直接ヒアルロン酸を注入

・顔の凹凸を整え、シワを目立たなくする

・自然なボリュームで、たるみやシワの改善に役立つ

・特定の筋肉に作用し、表情によるシワを抑制

・筋肉の動きを弱め、シワが改善

・表情が柔らかく見える

製剤の種類/適用部位 ・顔の部位や目的に応じて硬さや濃度が異なる製剤を使用

・唇のボリュームアップには柔らかい製剤

・顎や鼻の形には硬めの製剤が使用される

・表情筋の動きが多い部位に適している

・額や眉間、目尻のシワ改善

・顎に注入してフェイスラインをシャープに見せることも可能

 

ヒアルロン酸とボトックスは、それぞれ異なる特徴を持つため、自分の目的や希望に合った施術を選ぶことが大切です。

表を参考にしつつ、具体的な悩みや期待する仕上がりについて医師と相談して選択しましょう

ヒアルロン酸とボトックスのメリット・デメリット

ヒアルロン酸とボトックスは、いずれも美容医療で人気のある施術ですが、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。

ヒアルロン酸は、保湿力とボリュームアップが特徴で、即効性があり、肌にハリをもたらしますが、注入量や技術によって仕上がりに違いが出るため、医師の技量が仕上がりを左右します

一方、ボトックスは筋肉の動きを抑えることで表情ジワを防ぎ、自然なリラックス感が得られるため、将来的なシワ予防にも適しています。

ただし、持続期間が短いため、定期的な施術が必要です。それぞれの施術の特徴を理解し、自分に適した方法を選ぶことで、より理想的な結果を得られるでしょう。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸のメリット
  • 即効性がある
    ヒアルロン酸注射は施術直後から変化が現れるため、すぐに仕上がりを感じたい方におすすめです。注入した部位がふっくらと仕上がり、特に頬や唇のボリュームアップに適しています。
  • 長期間続く
    ヒアルロン酸の持続期間は約半年から1年程度と長めです。頻繁な施術が不要なため、メンテナンスの回数を抑えたい方に向いています。
  • 自然な仕上がりが期待できる
    顔にボリュームを持たせることで、肌のたるみが改善され、顔全体が若々しく見えます。適量のヒアルロン酸を注入することで、自然でソフトな印象を演出できます。

 

ヒアルロン酸のデメリット
  • アレルギーや硬化のリスク
    ヒアルロン酸は体内に存在する成分ですが、外部から注入する際にアレルギー反応を引き起こす場合があります。また、過剰に注入すると硬化してしまう可能性もあるため、医師との十分な相談が必要です。
  • メンテナンスと医師の技術に依存
    ヒアルロン酸は施術者の技術によって仕上がりが大きく異なります。施術部位や量が適切でないと、不自然な仕上がりになる場合があるため、信頼できる医師に依頼することが大切です。

 

ボトックス

ボトックスのメリット
  • 表情ジワの予防・改善に有効
    ボトックスは筋肉の動きを抑制するため、表情のクセでできるシワの予防に適しています。額や眉間、目尻のシワが目立ちにくくなり、顔がリラックスした印象になります。
  • 比較的リーズナブルで短期間で変化
    ボトックスは比較的安価で、変化が現れるまでの期間も短いため、短期的な美容ケアを試したい方や、イベント前に手軽に利用するのにも向いています。

 

ボトックスのデメリット
  • 持続期間が切れると元に戻る
    持続期間が3~6か月と短いため、変化を維持するには定期的な施術が必要です。継続的なメンテナンスを続ける必要があるため、コストも考慮する必要があります。
  • 初めての方には不自然さを感じる場合がある
    ボトックスは筋肉の動きを抑制するため、注入量や部位によっては表情が不自然に見えることもあります。適切な量と注入位置が重要となるため、施術経験の豊富な医師を選ぶことが大切です。

 

ヒアルロン酸とボトックスの効果を十分に実感するために

ヒアルロン酸とボトックスの変化を最大限に引き出すためには、適切な施術方法とアフターケアが不可欠です。まず、経験豊富な医師に相談し、自分の肌や希望する仕上がりに合った部位や注入量を決めることが大切です。

ヒアルロン酸の場合、施術後数日は顔に強い圧力をかけず、摩擦を避けることで仕上がりを長持ちさせられます。

ボトックスは施術後数時間、頭を下げないようにし、筋肉の動きが定着するまで激しい運動を避けましょう。

また、ヒアルロン酸・ボトックスともに施術を受けた日はアルコールや高温の入浴を控え、体をリラックスさせることも維持に役立ちます。定期的に医師とメンテナンスを行うことで、より長期間にわたって美しさを保てるでしょう。