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ほくろ除去後のかさぶたはいつ取れる?自分で剥がしていい?


ほくろ除去後のかさぶたはいつ取れる?自分で剥がしていい?

 

「ほくろ除去した後にできたかさぶた、いつになったら取れるんだろう…」

「自分でかさぶたを剥がしても大丈夫?気になるし、不安で仕方ない…」

 

こんな風に悩んでいませんか?

 

この記事では、ほくろ除去後のかさぶたが気になり不安を感じている人に向けて、ほくろ除去の施術方法別にかさぶたの取れる期間や、自分で剥がすリスクなどを解説しています。

 

ほくろ除去後のかさぶたへの不安を解消し、安心してダウンタイムを過ごしてピカピカ素肌を手に入れるために、この記事を参考にしてみてください。

ほくろ除去の種類ごとにかさぶたが取れるまでの期間【表形式】

施術方法 かさぶたの特徴 取れるまでの期間 注意事項
レーザー除去 小さく薄いピンク色 約1〜2週間
(個人差で3週間程度)
紫外線対策を徹底し、自然に剥がれるのを待つこと。
切除 大きく茶色っぽい、やや盛り上がる 約2〜3週間
(傷の大きさで延びる場合も)
傷が深いため、医師の指示に従い適切なケアを行うこと。
くり抜き法 切除と同様に大きく茶色っぽい 約2〜3週間 かさぶたが剥がれるまで、無理に触らないように注意。

ほくろ除去後のかさぶたはいつ取れる?

ほくろ除去後、気になるのはかさぶたです。

いつになったら取れるのか、触ってもいいのか、綺麗に治るのか、不安でいっぱいだと思います。

 

安静に過ごすことで、かさぶたは自然と剥がれ落ち、美しい肌へと生まれ変わります。

ここでは、ほくろ除去後のかさぶたについて、その期間や色の変化を詳しく解説していきます。

ほくろ除去の施術方法別!かさぶたが取れるまでの期間

ほくろ除去後、かさぶたが取れるまでの期間は、施術方法によって異なります。

レーザー除去の場合は、1〜2週間で薄いピンク色のかさぶたになり、その後自然と剥がれ落ちます。

一方、切除の場合は、少し大きめの茶色っぽいかさぶたができ、剥がれるまでに2〜3週間かかることもあります。

 

「私の場合はどれくらいかかるんだろう…」と気になる人もいるかもしれません。

 

それぞれの施術方法別に具体的な期間と、かさぶたの特徴について見ていきましょう。

  • レーザー除去

レーザー除去は、ほくろの細胞を蒸散させる施術方法です。

かさぶたは比較的小さく、薄いピンク色をしています。

1〜2週間程度で自然に剥がれ落ちますが、個人差があるので、3週間かかる場合もあります。

  • 切除

切除は、メスでほくろを切り取る施術方法です。

かさぶたは比較的大きく、茶色っぽく、少し盛り上がっていることもあります。

2〜3週間程度で自然に剥がれ落ちますが、傷の大きさによっては、それ以上かかる場合もあります。

  • くり抜き法

くり抜き法は、ほくろを円柱状にくり抜く施術方法です。

かさぶたは切除と同様に比較的大きく、茶色っぽく、少し盛り上がっていることもあります。2〜3週間程度で自然に剥がれ落ちます。

 

ほくろ除去後のかさぶたが取れるまでの期間は、施術方法だけでなく、個人の体質や傷の大きさ、深さなどによっても変わります。

不安な場合は、施術を受けたクリニックに相談するのがおすすめです。

かさぶたの色で治癒状態がわかる

かさぶたの色は、治癒状態を知るための重要な手がかりです。

健康な状態のかさぶたは、薄いピンク色や茶色をしています。

しかし、炎症を起こしている場合は赤く腫れ上がったり、化膿している場合は黄色っぽい膿が出たりすることがあります。

 

「かさぶたの色がいつもと違う…」と感じたら、すぐにクリニックに相談することが大切です。かさぶたの色と治癒状態について、詳しく見ていきましょう。

  • 薄いピンク色または茶色

健康な状態のかさぶたの色です。

順調に治癒しているサインなので、安静に過ごしましょう。

  • 赤色

炎症を起こしている可能性があります。

患部が熱を持っていたり、痛みやかゆみがある場合は、すぐにクリニックに相談しましょう。

  • 黄色

化膿している可能性があります。

黄色っぽい膿が出ている場合は、感染症のリスクがあるので、早急にクリニックを受診しましょう。

  • 黒色

かさぶたが黒くなっている場合は、出血している可能性があります。

また、まれに悪性黒色腫が原因である場合もありますので、自己判断せずに、必ずクリニックを受診しましょう。

 

かさぶたの色は、治癒の状態を判断する上で重要な指標となります。

日頃からかさぶたの色を観察し、少しでも異変を感じたら、自己判断せずにクリニックに相談するようにしましょう。

ほくろ除去後のかさぶたは触っても大丈夫?

ほくろ除去後、気になるかさぶた。

触ってもいいのか、自分で剥がしていいのか、不安になる人もいるでしょう。

かさぶたは傷口を守る大切な役割を果たしているため、あまり触らないほうが良いと言えます。

 

かさぶたは自分で剥がしちゃダメ!

かさぶたは、傷口を保護する盾のようなもの。

無理に剥がすと、傷跡が残ったり、細菌感染のリスクが高まる可能性があります。

「早く綺麗に治したい!」と思う気持ちはわかりますが、かさぶたを剥がすのはNGです。

 

かさぶたは、体を守るための自然な治癒過程で形成されます。

傷口から出血すると、血液中の血小板が活性化し、傷口を塞ぐために凝固して血液が乾燥し、かさぶたとなるのです。

 

かさぶたの下では、新しい皮膚が再生されているため無理に剥がしてしまうと、この再生過程を妨げ、傷跡が残ってしまう可能性も。

また、かさぶたは外部からの細菌の侵入を防ぐ役割も担っているため剥がすと、傷口が無防備になり、細菌感染のリスクが高まります。

 

ましてや、ほくろ除去は医療行為。

皮膚の奥深くまで影響を与えるため、かさぶたを剥がすことでより深刻な問題を引き起こす可能性も否定できません。

 

かさぶたは自然に剥がれ落ちるまで、触らずそっとしておくことが大切です。

かさぶたを自分で剥がすと、傷跡や感染リスクが高まるためNGです。

 

紫外線対策は必須!

 

かさぶたが綺麗に剥がれるためには、紫外線対策が欠かせません。

紫外線を浴びると、色素沈着を起こし、かさぶたの部分がシミになってしまう可能性があります。

紫外線対策の基本は、日焼け止めです。

SPF30以上、PA+++以上のものを選び、こまめに塗り直すことが大切です。

日焼け止めは、外出する30分前に塗るのが効果的ですが、汗や皮脂で落ちてしまうため、2〜3時間ごとに塗り直すこと。

 

ほくろ除去後のかさぶた部分は特にデリケートです。日焼け止めを塗る際は、ゴシゴシ擦らず、優しく丁寧に塗るようにしましょう。

 

また、日焼け止めだけでなく、帽子や日傘、サングラスなども活用し、紫外線から肌を守ることが大切です。

曇りの日でも、紫外線量は晴れの日の60〜80%にも達すると言われているため毎日欠かさず紫外線対策を行いましょう。

痒みへの対処法

ほくろ除去後、かさぶたが痒くなることがあります。

しかし、掻きむしってしまうと、かさぶたが剥がれて傷跡が残ったり、炎症を起こす可能性があります。

痒みを感じた時は、患部を冷やすのが効果的です。

保冷剤をタオルで包んで優しく患部に当てて冷やすことで、痒みが和らぎます。

 

また、クリニックで処方された薬がある場合は、指示に従って使用しましょう。

市販薬を使用する場合は、必ず医師や薬剤師に相談してから使用してください。

自己判断で薬を使用すると、症状が悪化する可能性があります。

 

どうしても我慢できない場合は、清潔なガーゼや綿棒で優しく患部を冷やすのも効果的です。ただし、擦ったり、刺激を与えたりしないように注意しましょう。

ほくろ除去後のかさぶたを気にする人のためのアフターケア

ほくろ除去後のアフターケア、気になる人も多いでしょう。

せっかくほくろを除去したのに、かさぶたを剥がして跡が残ってしまったり、炎症を起こしてしまったら大変です。

適切なアフターケアを行うことで、ほくろ除去後のリスクを最小限に抑えられます。

 

ここでは、薬や軟膏の使い方、そして異常を感じた際の注意点について詳しく解説します。

 

薬や軟膏の適切な使用方法と注意点

 

クリニックで処方された薬や軟膏は、正しく使用することで、傷の治りを早め、感染症などのトラブルを防ぐ効果が期待できます。

 

具体的には以下の点に注意しましょう。

  • 医師の指示に従う

自己判断で薬の使用量や頻度を変えたり、使用を中止したりすることはやめましょう。薬の効果が十分に得られないばかりか、副作用のリスクを高める可能性もあります。

必ず医師の指示通りに使用することが大切です。

  • 清潔な手で塗布する

軟膏を塗る前には、石鹸で手をよく洗い、清潔な状態にしましょう。

汚れた手で患部に触れると、細菌が入り込み、炎症を起こす可能性がありますので

清潔な綿棒やガーゼを使って塗布すると、より衛生的です。

  • 塗布量を守る

軟膏は、医師の指示された量を守って塗布しましょう。

多すぎても少なすぎても、効果が十分に発揮されない可能性があります。

適量を塗布することで、治癒を促進し、トラブルを防ぐことができるでしょう。

  • 使用期限を守る

薬や軟膏には使用期限があります。

期限が切れた薬を使用すると、効果が低下したり、副作用のリスクが高まる可能性があります。期限が切れた薬は使用しないようにしましょう。

 

異常を感じたらすぐ受診!こんな症状は要注意

 

ほくろ除去後、かさぶたを自分で剥がしてしまい患部に異常を感じたら、すぐにクリニックを受診することが大切です。

「少し様子を見よう…」と安易に考えて放置すると、症状が悪化し、治療が長引く可能性もあります。

 

具体的には以下のような症状が出たら受診すべきでしょう。

  • 強い痛みや腫れ

かさぶたを剥がした患部がひどく痛んだり、腫れが引かない場合は炎症や感染症の可能性があります。

自己判断で市販薬を使用するのではなく、すぐにクリニックを受診しましょう。

  • 出血が止まらない

かさぶたを剥がしてしまい出血が止まらない場合は、血管が損傷している可能性があります。

清潔なガーゼなどで患部を圧迫し、すぐにクリニックを受診しましょう。

  • 膿が出る

かさぶたを剥がした患部から黄色や緑色の膿が出ている場合は、感染症の可能性が高いです。 放置すると症状が悪化することがありますので、速やかにクリニックを受診しましょう。

まとめ

ほくろ除去後のかさぶたが取れる期間は、各施術方法で異なります。

かさぶたを自分で無理に剥がすと、傷跡や色素沈着のリスクがあるため、正しいケアを理解し、自然に剥がれ落ちるようにすることが大切です。

 

今回の記事でご紹介した情報を参考に、ほくろ除去の施術を受ける前にかさぶたについてしっかりと理解をして、ダウンタイムを安心して過ごしましょう。

その先にはピカピカ素肌が待っています!