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いちご鼻の治し方は?自分でも治せる?おすすめの治療法も詳しく解説

いちご鼻に悩んでいませんか?鼻の黒ずみは、見た目にも気になってしまいます。

この記事では、いちご鼻の治し方で効果が期待できるセルフケア方法や、おすすめの治療法まで詳しく解説します。
毎日のケアで、憧れのつるつる鼻を手に入れましょう!

 

いちご鼻を治す効果が期待できるセルフケア方法 

いちご鼻を治すには原因にアプローチすることが重要です。
ここでは、効果が期待できるセルフケア方法をより詳しくご紹介します。

方法1.正しい洗顔で毛穴汚れを除去

洗顔は、いちご鼻対策の基本です。
洗顔の目的は、毛穴に詰まった角栓や過剰な皮脂、メイク汚れなどを除去すること。
ただし、ゴシゴシ洗うと必要な皮脂まで奪い、乾燥を招き、結果的に皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。

 

具体的な洗顔方法

  1. ぬるま湯で予洗い|熱すぎるお湯は皮脂を落としすぎるため、32℃程度のぬるま湯を使用
  2. 洗顔料をしっかり泡立てる|きめ細かい泡で、肌への摩擦を軽減。洗顔ネットや泡立て器を使うのがおすすめ。
  3. 泡を転がすように優しく洗顔 |指の腹を使って、円を描くように優しく洗う。特にいちご鼻になりやすい小鼻は丁寧に。
  4. ぬるま湯で丁寧にすすぎ|洗顔料が残らないよう、20回以上すすぐのが理想。
  5. 清潔なタオルで優しく拭き取る |ゴシゴシ擦らず、押さえるように水分を拭き取る。

 

【洗顔料選びのポイント】

低刺激なもの|アミノ酸系、ベタイン系など、肌への負担が少ない成分配合の洗顔料を選ぶ。

自分の肌質に合ったもの|乾燥肌、脂性肌、混合肌など、自分の肌質に合わせた洗顔料を選ぶ。

洗浄力が強すぎないもの|洗浄力の強いものは、必要な皮脂まで取り去ってしまう可能性があるため避ける。

 

方法2.保湿で皮脂分泌を抑制

洗顔後は、化粧水・美容液・乳液・クリームなどで保湿ケアを行いましょう。

乾燥した肌は、水分不足を補うために皮脂を過剰に分泌してしまいます。
保湿ケアは、この過剰分泌を防ぎ、いちご鼻の悪化を防ぐ重要なステップです。

 

【具体的な保湿方法】

化粧水で水分補給 |肌にたっぷりの水分を与えることで、肌の水分保持力を高める。

美容液で集中ケア|保湿効果の高い美容液で、肌の奥深くまで潤いを届ける。

乳液・クリームで油分の膜を作る|化粧水や美容液の水分を閉じ込め、蒸発を防ぐ。

 

方法3.生活習慣の改善

肌のターンオーバーの乱れもいちご鼻の原因のひとつ。

ターンオーバーが正常であれば、古い角質が自然に剥がれ落ち、毛穴詰まりを防ぎます。
規則正しい生活習慣を心がけ、ターンオーバーを正常化させましょう。

 

睡眠|7〜8時間の質の高い睡眠を確保。成長ホルモンの分泌が活発になり、ターンオーバーを促進します。

食生活|バランスの取れた食事で、肌に必要な栄養素を摂取。特に、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンB群、タンパク質は、肌の健康維持に重要。

運動|適度な運動は血行を促進し、肌の新陳代謝を高める効果があります。

水分補給|体内の水分が不足すると、肌の乾燥にもつながります。こまめな水分補給を心掛けてください。

禁煙|喫煙は血行を悪くし、肌の老化を促進します。ターンオーバーを乱す原因にもなります。

 

方法4.蒸しタオルで毛穴を開く

洗顔前に蒸しタオルを顔に当てることで、毛穴が開き、汚れが落ちやすくなります。また、血行促進効果も期待できます。

 

蒸しタオルの使い方

  1. タオルを水で濡らし、軽く絞る。
  2. 電子レンジ(500w)で約30秒温める。(やけどに注意)
  3. 熱すぎないことを確認し、鼻に乗せて数分間置く。

 

方法5.オリーブオイルで優しくマッサージ 

オリーブオイルには、毛穴に詰まった角栓を柔らかくする効果があります。

蒸しタオルで毛穴を開かせた後、オリーブオイルを綿棒に含ませ、優しくマッサージすることで、角栓が取り除きやすくなります。
マッサージ後は、ぬるま湯で丁寧に洗い流してください。

いちご鼻は皮膚科医に相談

セルフケアを試しても改善しない場合は、皮膚科を受診しましょう。

医師の診察を受け、適切な治療を受けることが最善策です。
皮膚科では、症状に合わせてピーリング剤やビタミン剤の処方、ケミカルピーリング、レーザー治療など、様々な治療法が提案されます。

 

美容クリニック(皮膚科)での治療のメリット

専門家による適切な診断と治療|自分のいちご鼻のタイプに合った最適な治療を受けられる。

効果が期待できる治療法|セルフケアでは難しい、より強力な治療を受けられる。

短期間での改善|セルフケアに比べて、短期間で効果を実感できる場合が多い。

 

その他、いちご鼻対策として効果が期待できる方法

クレイ洗顔|毛穴の奥の汚れを吸着する効果がある。

酵素洗顔|タンパク質を分解する酵素の働きで、毛穴の汚れを落とす効果がある。

ビタミンC誘導体配合の化粧品 |皮脂分泌の抑制やメラニン生成の抑制効果が期待できる。

 

これらの方法を参考に、自分に合った方法でケアを続け、つるつるの鼻を目指しましょう!

 

いちご鼻の治療は美容クリニックがおすすめ

頑固な「いちご鼻」を即効で治したい人は美容クリニックでの治療がおすすめです。

ここでは、美容クリニックで受けられる主な「いちご鼻」治療法について、詳しく解説します。

 

ケミカルピーリング

酸性の薬剤を肌に塗布し、古い角質や毛穴の詰まりを化学的に溶かし、除去する治療法です。

 

薬剤の種類と特徴

グリコール酸|AHA(アルファヒドロキシ酸)の一種。分子量が小さく、皮膚への浸透力が高い。比較的マイルドなピーリングで、乾燥肌や敏感肌の人にも使用されることが多い。

 

サリチル酸|BHA(ベータヒドロキシ酸)の一種。脂溶性のため、毛穴の奥まで浸透し、皮脂や角栓を溶解する効果が高い。ニキビ治療にも用いられることが多い成分。

 

乳酸|AHAの一種。グリコール酸より分子量が大きく、マイルドなピーリング作用。保湿効果も期待できる。

 

トリクロロ酢酸(TCA)|高濃度のピーリング剤。真皮層まで作用し、コラーゲン生成を促進、毛穴の開きや小じわ、ニキビ跡にも効果が期待できる。ダウンタイムが長め。

 

マッサージピール|TCAを主成分としたピーリング。真皮層を刺激し、コラーゲン生成を促進する。

 

ペパーミントピール|TCAにペパーミントオイルなどを配合。マッサージピールよりも低刺激で、美白効果も期待できる。

 

ピーリングの種類と濃度、施術時間、ダウンタイム

ピーリングの種類や濃度は、肌質や症状、治療目的に合わせて医師が判断します。
施術時間は10分~30分程度。ダウンタイムは、薬剤の種類や濃度によって異なります。
マイルドなピーリングでは、赤みや皮むけが数日続く場合がありますが、日常生活に支障が出ることは少ないです。
高濃度のピーリングでは、1週間程度、赤みや皮むけ、かさぶた形成などがみられる場合があります。

 

レーザー治療 

さまざまな種類のレーザーがあり、いちご鼻の原因や症状に合わせて最適な治療を選択できます。

 

フラクショナルレーザー|極めて細いレーザー光線を点状に照射し、微小な穴を無数に開けることで、肌の再生を促進。コラーゲン生成を促し、毛穴の開き、黒ずみ、ニキビ跡などを改善。

 

フラクショナルCO2レーザー|熱作用で真皮層に働きかけ、コラーゲン生成促進。毛穴の開き、ニキビ跡の改善に効果が期待できる。ダウンタイムはやや長め。

 

フラクショナルエルビウムヤグレーザー|CO2レーザーよりも波長が短く、表皮への作用が強い。毛穴の開き、ニキビ跡、肌質改善、美白効果も期待できる。ダウンタイムはCO2レーザーより短め。

 

レーザートーニング|低出力のレーザーを照射し、メラニン色素を徐々に分解、色素沈着タイプのいちご鼻に有効。ダウンタイムはほとんどありません。

 

ダウンタイム】 

赤みや腫れ、皮むけ、かさぶた形成などが生じる場合があります。数日~1週間程度で落ち着くことが多いですが、レーザーの種類や出力によって異なります。

 

光治療 (IPL/フォトフェイシャル) 

広範囲の波長の光を照射し、メラニン色素や赤みを抑え、コラーゲン生成も促進。
色素沈着や赤み、毛穴の開き、くすみ、肌質改善に効果が期待できる。
ダウンタイムはほとんどありません。
IPL(Intense Pulsed Light)は、フォトフェイシャルの光源として使用されることが多いです。

 

ダーマペン4 

極細針で肌に微細な穴を開け、肌の創傷治癒力を利用して、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
毛穴の開き、ニキビ跡、肌質改善に効果が期待できるでしょう。

薬剤(ペパーミントピール、マッサージピール、成長因子など)を併用することで、より高い効果が期待できます。

 

ダウンタイム

赤みや腫れ、皮むけ、内出血が生じる場合がありますが、数日~1週間程度で落ち着くことが多いです。

 

ハイドラフェイシャル 

水流を利用して毛穴の汚れや角質を除去する治療法。ピーリング作用と保湿効果を兼ね備え、ダウンタイムはほとんどありません。吸引と同時に美容液導入も行うことで、より高い効果が期待できます。

 

イオン導入 

微弱な電流を用いて、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美容成分を肌の深部まで浸透させる治療法。美白効果、皮脂抑制効果、抗炎症効果があり、ピーリングやレーザー治療と併用されることが多いです。ダウンタイムはほとんどありません。

 

いちご鼻の適切なスキンケア指導とホームケア製品の処方 

美容クリニックでは、治療だけでなく、日々のスキンケア指導やクリニック専売のホームケア製品の処方も行っています。治療効果の持続、再発防止には、正しいスキンケアが重要です。

 

上記に加え、高周波治療、エレクトロポレーションなども、いちご鼻治療に用いられることがあります。

 

それぞれの治療法は単独でも効果がありますが、複数の治療法を組み合わせることで、相乗効果が得られる場合もあります。医師とよく相談し、ご自身の肌状態や悩みに合った治療法を選択しましょう。

 

いちご鼻の治し方は?|まとめ

いちご鼻は、過剰な皮脂分泌やターンオーバーの乱れなど、複数の原因が複合的に作用して起こります。
セルフケアでは、正しい洗顔、保湿、生活習慣の改善などが重要です。

しかし、頑固ないちご鼻や短期間での改善を望む場合は、美容クリニックでの治療がおすすめです。

 

美容クリニックでは、ケミカルピーリング、レーザー治療、光治療、ダーマペン、ハイドラフェイシャル、イオン導入など、様々な治療法が提供されています。

それぞれの治療法には特徴があり、ダウンタイムも異なります。
医師とよく相談し、自身の肌状態や悩みに合わせて最適な治療法を選択することが大切です。

 

いちご鼻とさよならして、憧れのつるつる鼻を手に入れましょう!