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シミ取りレーザーの種類を徹底比較!自分に合ったレーザーの選び方

シミは、年齢を重ねるにつれて気になる肌トラブルの一つですが、美白化粧品やスキンケアだけではなかなか改善しにくいものですよね。

そんなシミには、レーザー治療が効果的です。

しかし、レーザーの種類は様々で、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、シミ取りレーザーの種類や特徴、そして自分に合ったレーザーを選ぶためのポイントについて詳しく解説します。

 

シミの種類とそれぞれに適したレーザー

シミ取り治療では、様々な種類のレーザーが使用されています。

それぞれのレーザーには特徴があり、シミの種類や状態によって適した治療法が異なります。

ここでは、主なシミの種類とそれぞれに適したレーザーについて説明します。

 

シミの種類 特徴 適した治療法
ADM
(後天性真皮メラノサイトーシス)
・20〜30代に多い

・両頬や額に現れやすく青みがかっている

・Qスイッチヤグレーザー

・Qスイッチルビーレーザー

・ピコレーザー

肝斑 ・30代後半〜50代の女性に多い

・左右対称に広がる

・レーザートーニング
雀卵斑
(そばかす)
・色白の人に多い

・鼻や両頬に点状に広がる

・紫外線によって濃くなることもある

・レーザートーニング

・Qスイッチルビーレーザー

・ピコレーザー

脂漏性角化症

(老人性のイボ)

・年齢とともに発生

・顔や体のさまざまな部位に現れ、茶色や黒っぽい

・表面がザラザラしていることが多い

・炭酸ガスレーザー
老人性色素斑

(日光黒子)

・頬やこめかみに多く発生

・シミの輪郭がはっきりしている

・レーザートーニング

・Qスイッチヤグレーザー

炎症後色素沈着 ・虫刺されやニキビ、傷の治癒後に残るシミ

・摩擦やメイク落としによっても発生することもある

・レーザートーニング

 

Qスイッチヤグレーザー

シミ取り治療の大定番として知られています。

2つの波長を使い分けることで、ピンポイントのシミ治療からレーザートーニングによる肝斑治療まで、幅広いシミにアプローチできます。

シミやそばかす、ほくろ、あざなどに加え、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)や赤ら顔、くすみ、色素沈着、毛穴の黒ずみにも効果が期待できます。

さらに、タトゥー除去にも使用されます。

 

Qスイッチルビーレーザー

シミやあざ、タトゥー除去のために開発されたレーザーです。

青色、黒色、茶色の色素に吸収されやすい特性を持ち、肌表面から深部まで効果的にアプローチできます。

このため、シミやそばかす、ほくろ、あざなどのピンポイント治療に適しています

 

ピコレーザー

最新のシミ取りレーザーとして注目を集めています。

従来のレーザーと比べて照射時間が非常に短いため、肌への熱ダメージが少なく、ダウンタイムも短いのが特徴です。

シミやそばかす、肝斑、ほくろ、ニキビ跡、色素沈着など、幅広い症状に対応できます

また、あらゆる色のシミに効果があるため、タトゥー除去にも使用されます。

 

炭酸ガスレーザー

盛り上がったシミやほくろを瞬時に蒸散させて治療します。

レーザー照射と同時に熱で血管を凝固させるため、出血がほとんどないのが特徴です。

盛り上がったシミやほくろ、脂漏性角化症などのイボ、首筋のイボ(アクロコルドン)、そばかす、ニキビ跡などの治療に適しています

 

対応できるシミの種類がもっとも多いのはレーザー治療で、ADMと脂漏性角化症の治療ができるのはレーザーのみとなっています。
一般的なシミである老人性色素斑は多くの治療法で対応しているため、費用・ダウンタイムの有無などで比較検討するとよいでしょう。

引用:AUROLA CLINIC

 

レーザーの効果を最大限に引き出すためのポイント

レーザー治療は肌の悩みに対して高い効果が期待できますが、結果を引き出すためには事前の準備やアフターケアが重要です。

以下のポイントを押さえることで、より理想的な仕上がりが期待できるでしょう。

 

日焼けを避ける

レーザー治療の効果を最大限に引き出すためには、日焼けを避けることが重要です。

日焼けした肌は色素沈着のリスクが高く、施術の効果が弱まることもあります。

治療前後2週間ほどは紫外線対策を徹底し、SPF50以上の日焼け止めを使用することをおすすめします。

日焼けを避けることで、施術による肌への負担を減らしやすくなり、より良い結果が期待できるでしょう。

 

施術後の保湿を徹底する

レーザー治療後は、肌が乾燥しやすくなるため、保湿を徹底することが大切です。

乾燥した肌はバリア機能が低下し、かゆみや炎症が出やすくなるためです。

低刺激性の保湿クリームや化粧水を使用し、肌に潤いを与えることで回復を助けましょう。

適切な保湿を行うことで、レーザー治療の効果が持続しやすくなります。

 

炎症や赤みが出たときは冷却する

レーザー治療後に炎症や赤みが出た場合は、冷却が効果的です。

清潔な冷やしタオルや保冷パックを使い、数分間冷やすことで、赤みが落ち着きやすくなります。

ただし、直接肌に保冷剤を当てると刺激になる可能性があるため、布などで包んでから冷やすのがコツです。

 

禁煙・禁酒を心がける

レーザー治療の効果を高めるには、禁煙・禁酒も大切なポイントです。

タバコやアルコールは血流を悪化させ、肌の再生能力を低下させることがあるため、治療効果が感じにくくなる可能性があります。

施術前後2週間ほどは禁煙・禁酒を心がけることで、治療後の肌が健康に保たれやすくなります。

健康的な生活習慣を意識することで、レーザー治療の効果がより持続しやすくなるでしょう。

 

シミ取りレーザーを選ぶ際のポイント

シミ取りレーザーを受けるにあたっては、どのような施術が自分に合っているかを理解することが大切です。

以下に、選ぶ際に知っておきたいポイントについて詳しく解説します。

 

使用されるレーザーの種類を確認する

シミ取りに使用されるレーザーは、目的や肌質に応じて異なり、適したレーザーを選ぶことが効果的です。

効果を感じやすくするためには、自分のシミに合ったレーザーの種類を確認してから施術を受けるようにしましょう。

まずは、自分のシミの種類を知り、適切な方法で対処していくことが大事です。しかし、シミの種類を特定するには専門的な判断が必要なため、自己判断ではなく医師に診断してもらい、特定していきましょう。

引用:渋谷美容外科クリニック

 

カウンセリングの充実度を重視する

カウンセリングでシミの種類や施術のリスクについて丁寧に説明してくれるクリニックでは、施術に対する不安を軽減しやすいです。

施術の成功率を高めるためにも、充実したカウンセリングを提供しているクリニックを選ぶと良いでしょう。

 

施術後のケアが充実しているか確認する

シミ取りレーザー施術後は、肌が敏感になるため、アフターケアの充実が必要です。

施術後に適切なケアを行うことで、シミ再発のリスクを軽減しやすくなります。

再診制度が整っていたり、日焼け止めや保湿クリームのアドバイスを提供してくれるクリニックでは、施術後のトラブルを避けやすいです。

効果を長く保つためにも、施術後のケアが充実しているクリニックを選びましょう。

 

費用が明確であるかどうかを確認する

費用が明確でないと、後から追加料金が発生する可能性もあるため、不安が残りやすくなります。

カウンセリング料や施術料が含まれているパッケージプランがあるクリニックでは、予算管理がしやすいです。

予算をオーバーしないようにするためにも、費用が分かりやすく設定されているクリニックを選ぶことが大切です。

 

まとめ:自分に合ったシミ取りレーザーで効果を実感する

シミ取りレーザーは、シミの種類や肌質に合わせて選ぶことがポイントです。

それぞれのレーザーの特徴や効果、費用などを把握し、経験豊富な医師と相談しながら選ぶことで、満足のいく効果を感じやすくなるでしょう。

シミ取りレーザーを検討している人は、今回紹介した情報を参考にしてみてくださいね。