皮フ科・皮フ外科・美容皮フ科 
トータルな治療を行うさとみ皮フ科クリニック

お問合せ・ご予約は

【受付時間】9:00~12:00 / 12:00~14:00(特殊予約外来) / 15:00~17:30
【休診日】火・金・土午後 / 水・日・祝
整形外科合同駐車場のご案内

ほくろ除去で後悔する理由とその回避方法

ほくろ除去は、美容や健康といったさまざまなシーンにおいて人気の施術です。
しかし、施術後に後悔する人も少なくありません。

 

この記事では「ほくろ除去を考えているけれど、うまくいくか不安……」と感じている方に向けて、よくある後悔の理由や回避方法、また施術を受ける際に知っておくべきポイントを詳しく解説します。

 

ほくろ除去を選ぶ理由

ほくろ除去は、美容目的や健康目的で行われます。
それぞれの背景を見てみましょう。

 

美容目的の場合

顔や体に目立つほくろがあると、見た目に自信が持てなかったり、コンプレックスを感じたりすることがあります。
そのため、美容皮膚科や美容外科でほくろ除去を希望する人が多くいます。

 

健康目的の場合

色や形が変化するほくろは、皮膚がんのリスク*があるため医師に診てもらう必要があります。
診断の結果、医療的に除去が推奨されるケースもあります。

※出典:「ほくろ」「できもの」と『がん』 | 日本医科大学武蔵小杉院

 

ほくろ除去後に後悔する理由

施術を受けた後、なぜ後悔する人がいるのでしょうか?主な理由を挙げてみます。

 

1. 傷跡が気になる

ほくろ除去後の傷跡は個人差がありますが、施術方法やアフターケアによっては目立つことがあります。
特に顔にできる傷跡は、美容目的で除去した人にとって大きな後悔の要因となります。

 

ほくろ除去後の正しいケアについては、下記記事をご覧ください。

ほくろ除去後のケア|治療跡をきれいにする方法

 

2. 思ったほど効果が出なかった

「完全に消える」と期待していたほくろが、一部残ってしまうケースもあります。
また、再発することもあり、「やらなければよかった」と感じる人もいます。

 

3. 施術費用に対する満足度の低さ

ほくろ除去には保険適用外の場合も多く、高額な費用がかかることがあります。
結果に対する満足度が低いと、「高いお金を払ったのに……」と後悔することも。

 

4. アフターケアの負担

施術後は紫外線対策や傷のケアが必要です。
このケアを怠ると傷跡が悪化したり、色素沈着が起こったりするリスクがあります。「アフターケアの重要性を知らなかった」と後悔するケースもあります。

 

ほくろ除去で後悔しないためのポイント

ほくろ除去を検討している方が後悔しないようにするためには、以下の点を押さえることが重要です。

 

1. 医師の選び方

経験豊富な医師を選ぶことが最も重要です。以下のポイントを確認しましょう。

  • 医師の実績や評判
  • 施術前のカウンセリングの丁寧さ
  • 適切な施術方法の提案

実績や評判はもちろん、実際に顔を合わせて信頼できるか確かめることも重要です。

 

2. 施術方法の選択

ほくろ除去には以下の方法があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。

治療法 特徴
レーザー治療 小さなほくろに効果的。傷跡が目立ちにくいが、再発のリスクあり。
切除手術 大きなほくろや根が深いほくろに適しているが、傷跡が残りやすい。
電気凝固法 電気で焼き切る方法。傷跡や色素沈着が残る可能性がある。

 

どの施術方法にも、再発や傷跡のリスクはあることを理解しましょう。
そのうえで、自分のホクロの状態に合わせて適切な手段を選ぶことが大切です。

 

3. アフターケアの徹底

施術後のアフターケアが結果を大きく左右します。以下の点に注意しましょう。

  • 紫外線対策(SPFの高い日焼け止めを使用)
  • 傷口を清潔に保つ
  • 医師の指示に従った軟膏の使用や定期的な通院

 

4. リアルな期待値を持つ

「完全に跡が消える」といった過度な期待を持たず、医師と事前に仕上がりイメージを共有することが大切です。
また、ほくろが再発する可能性についても理解しておきましょう。

 

実際にあったほくろ除去の後悔エピソード

ここでは、実際にほくろ除去を受けた方の声をもとに、注意すべき点を考察します。

 

エピソード1: 傷跡が目立ってしまった

「顔の目立つ場所にあったほくろを除去しましたが、1年経っても傷跡が残っています。もっと慎重に医師を選ぶべきでした。」

学び:
施術方法や個人の体質によっては、患部が凹んだりケロイド状になる場合があります。
また、傷跡が目立たなくなるまでに時間を要するケースも。

 

これに対し、自分でできる対策は以下のとおりです。

・かさぶたをはがさないこと

・肌に刺激を与えないこと

・保護テープやクリームの使用は医師の指示に従うこと

 

傷跡を最小限に抑えるためには、施術方法や医師の技術が重要です。
カウンセリング時に「傷跡のリスク」について具体的に確認しましょう。

 

エピソード2: 再発してしまった

「レーザーで除去したのに、数ヶ月後にまたほくろが出てきました。切除手術にしておけばよかったと後悔しています。」

学び:
再発リスクが高い場合は、レーザーよりも切除手術を選ぶべきケースがあります。
医師に再発リスクについて質問することが大切です。

 

クリニックによっては再発した際の保証制度があります。

 

エピソード3:色素沈着が残った

「ホクロ除去したあとに、色素沈着が残ってしまいました。半年ほどで消えると聞いていたのですが、1年経過した今もまだ残っています。」

学び:
炎症反応や紫外線などにより、色素沈着が残る場合があります。
多くは一次的な炎症で時間と共に目立たなくなりますが、紫外線対策を怠ると残ってしまう可能性もあります。
術後はしっかりと紫外線対策を行いましょう。

 

クリニックによっては、患部に貼付する紫外線カットテープを処方される場合もあります。
また使用する日焼け止めは、「紫外線吸収剤」ではなく「紫外線散乱剤」の入ったものを選びましょう。

 

エピソード4:ホクロ除去が想像以上に痛かった

「麻酔が切れたあと、想像以上に痛くて後悔しました。」

学び:
痛みの耐性によっては、術後の痛みを強く感じる場合もあります。
不安な場合は医師へ相談し、痛み止めを処方してもらいましょう。

 

ほくろ除去を成功させるための心構え

ほくろ除去は決して軽い決断ではありません。
美容目的でも健康目的でも、以下の心構えを持つことで後悔を減らすことができます。

  • 十分な情報収集を行い、自分に合った方法を選ぶ
  • 費用やリスクを理解した上で決断する
  • 施術後のケアを徹底する覚悟を持つ

(参考:確認してください!美容医療を受ける前にもう一度 | 厚生労働省

 

まとめ

「ほくろ除去 後悔」と検索している方の多くは、施術の結果やリスクについて不安を抱えているはずです。
後悔を避けるためには、適切な情報収集と医師選びが重要。

 

また、施術後のアフターケアも結果に大きく影響するため、しっかりと準備しましょう。
この記事が、皆さんのほくろ除去の参考になれば幸いです。