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鼻ヒアルロン酸注入のデメリットは?効果がどのくらい持続するかも解説

鼻ヒアルロン酸注入のデメリットは?鼻の形にコンプレックスを抱えている人にとって、メスを入れずに鼻の形を整えられる「鼻ヒアルロン酸注入」は魅力的な選択肢のひとつです。

 

この記事では、鼻ヒアルロン酸注入について、デメリット(リスク)、効果がどのくらいもつか、ダウンタイムなどを詳しく解説します。

鼻ヒアルロン酸の詳細表

項目 詳細
メリット – メスを使わず手軽に鼻の形を整えられる

– ダウンタイムが比較的短い

– 効果が一時的で調整が可能

デメリット(リスク) – 効果が永続的ではない(6ヶ月~1年程度)

– 定期的な施術が必要で費用負担が増える

– 内出血や腫れ、血管塞栓、感染症のリスクがある

効果の持続期間 – 非架橋ヒアルロン酸:約1~2ヶ月

– 架橋ヒアルロン酸:約6ヶ月~2年(種類により異なる)

主なリスク 内出血・腫れ:数日~2週間程度で消えることが多い

血管塞栓:皮膚壊死や失明のリスク(稀)

感染症:適切な衛生管理で低減

費用負担 – 長期間維持する場合、定期的な注入が必要で総費用が増える
施術後の注意点 – 激しい運動・飲酒・サウナ・長風呂は避ける

– 患部を触らない(こすらない・圧迫しない)

– 紫外線対策や保湿ケアを行う

施術時間 10~15分程度(カウンセリングや麻酔含め約1時間)
ダウンタイム – 腫れ:数日~1週間程度

– 内出血:数日~2週間程度(個人差あり)

施術不可の場合 – 妊娠中・授乳中は推奨されない

鼻ヒアルロン酸注入のデメリット(リスク)

鼻ヒアルロン酸注入は手軽に鼻の形を整えられる人気の施術ですが、いくつかのデメリット(リスク)も存在します。以下にそれぞれ詳しく解説していきます。

効果が永続的ではない

ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分ですが、注入されたヒアルロン酸は時間の経過とともに体内に吸収されていきます。

そのため、効果は永続的ではなく、理想の鼻の形を維持するためには定期的な注入が必要です。

  • 持続期間

使用されるヒアルロン酸の種類(架橋の度合いなど)、注入量、個人の体質、代謝速度によって異なりますが、一般的には6ヶ月から1年程度といわれています。

硬さのあるヒアルロン酸ほど持続期間が長い傾向にありますが、硬すぎると鼻の動きに馴染みにくく、不自然な印象になる可能性もあります。

  • 費用負担

定期的な注入が必要となるため、長期的に見ると費用がかさむ可能性があります。施術を受ける前に、長期的な費用計画を立てることが重要です。

 

  • 効果の減衰

徐々に吸収されるため、効果が急に消失するわけではありませんが、徐々に鼻の形が元に戻っていきます。

そのため、以前と同じ形を維持したい場合は、効果が薄れる前に再注入を行う必要があります。

内出血や腫れのリスク

注射針を使用するため、内出血や腫れが生じるリスクがあります。

  • 内出血 

注入部位周辺に内出血が生じ、赤紫色や青紫色に変色することがあります。

多くの場合、数日から2週間程度で自然に消失します。

コンシーラーなどでカバーできる程度であることが多いですが、施術後すぐに出かける予定がある場合は注意が必要です。

 

  • 腫れ 

注入直後から数日間は、注入部位が腫れることがあります。

通常は数日で治まりますが、体質によっては腫れが長引く場合もあります。

 

  • 対処法

内出血や腫れの症状を軽減するために、施術後は患部を冷却することが有効です。また、内出血を予防するために、施術前後は血液をサラサラにする作用のある薬(アスピリンなど)やサプリメントの服用を控えたほうがよいです。

血管塞栓のリスク

ごくまれなケースですが、注入されたヒアルロン酸が血管内に入り込み、血管を塞いでしまう「血管塞栓」のリスクがあります。

 

  • 合併症

血管塞栓が生じると、注入部位の皮膚の壊死、失明、脳梗塞などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

 

  • リスク低減のための対策

このリスクを最小限に抑えるためには、解剖学に精通した熟練した医師による施術を受けることが重要です。

医師の経験と技術によって、血管を避けて安全に注入を行うことができます。

また、施術前に医師と十分に相談し、リスクについて理解しておくことも大切です。万が一、施術後に視界の異常や激しい痛みを感じた場合は、すぐにクリニックに連絡する必要があります。

感染症のリスク

どんな注入治療にも共通することですが、皮膚に針を刺すため、細菌感染のリスクが伴います。

 

  • 感染徴候

施術部位の発赤、腫れ、痛み、熱感、膿などが感染の徴候です。

これらの症状が現れた場合は、速やかにクリニックに連絡し、適切な処置を受ける必要があります。

 

  • リスク低減のための対策

 感染症のリスクを低減するためには、衛生管理が徹底されたクリニックを選ぶことが重要です。施術を受ける前に、クリニックの衛生管理体制について確認しましょう。

 

これらのデメリット(リスク)を理解した上で、医師とよく相談し、施術を受けるかどうかを判断することが重要です。

鼻ヒアルロン酸注入の効果の持続期間

鼻ヒアルロン酸注入

鼻ヒアルロン酸注入の効果の持続期間は、使用するヒアルロン酸の種類や個人差など様々な要因によって影響を受けます。

 

鼻へのヒアルロン酸の持続期間

ヒアルロン酸の種類 持続期間
ニューラミスディープ 約半年
ジュビダームビスタ ボリューマXC 約2年
ジュビダームビスタ ボラックスXC 約2年
クレヴィエル コントア 約1年

非架橋ヒアルロン酸・架橋ヒアルロン酸の効果持続期間の違い

ヒアルロン酸は、架橋と呼ばれる化学的な処理を行うことで、体内で分解されにくく、効果が長持ちするように改良されています。

非架橋ヒアルロン酸は、1〜2ヶ月程度しか効果が持続しませんが、架橋ヒアルロン酸は、種類によって6ヶ月〜1年以上効果が持続するものもあります。

 

非架橋ヒアルロン酸・架橋ヒアルロン酸の例

 

分類 特徴 代表例 用途・効果 持続期間
非架橋
ヒアルロン酸
分解されやすく、短期間で吸収。
自然な保湿効果。
– リジュラン

– プロファイロ

– 市販美容液

– 保湿

– 肌の弾力改善

– 軽いエイジングケア

約1~2ヶ月
架橋
ヒアルロン酸
化学処理で形状を維持。
硬さや持続期間が用途により異なる。
– 主に美容医療用製剤(詳細は下記) – 長期的な形状保持

– 部位に合わせた仕上がり調整

6ヶ月~2年
軽い架橋
タイプ
やわらかく、自然な仕上がり。
動きの多い部位に適している。
– ジュビダーム ボリフトXC

– ボライト

– 頬のリフトアップ

– 浅いしわや肌のうるおい改善

約6~12ヶ月
強い架橋
タイプ
硬く、形状をしっかりキープ。
輪郭形成やボリュームアップに適する。
– ジュビダーム ボリューマXC

– ボラックスXC

– クレヴィエル コントア

– 鼻・顎の輪郭形成

– 頬やこめかみのボリュームアップ

約1~2年

 

架橋の程度が高いほど、硬く持続期間は長くなりますが、鼻の動きに不自然さが出てしまう可能性も高まるため、医師と相談して適切な種類を選択することが重要です。

粒子の大きさや加齢などにより効果持続期間が変わる

粒子の大きいヒアルロン酸は、持続期間が長い傾向があります。

しかし、粒子が大きいと、注入時に痛みや腫れが出やすい、仕上がりが不自然になるなどのデメリットも存在します。

 

よく動く部分である鼻尖は、他の部位に比べてヒアルロン酸が吸収されやすく、効果の持続期間が短くなる傾向があります。鼻根や鼻背への注入は比較的持続期間が長いです。

皮膚が薄い部分に注入すると、ヒアルロン酸が早く吸収されるため、持続期間が短くなる可能性があります。

 

加齢に伴い、体内のヒアルロン酸分解酵素の活性が低下するため、若い人に比べて持続期間が長くなる傾向があります。

また、代謝が活発な人は、ヒアルロン酸の分解も早いため、持続期間が短くなる傾向があります。

 

喫煙や過度な飲酒、紫外線暴露などは、ヒアルロン酸の分解を促進するため、持続期間に影響を与える可能性があります。

 

一般的には、鼻へのヒアルロン酸注入の効果は、6ヶ月〜1年程度持続するといわれています。しかし、上述したように、さまざまな要因によって持続期間は大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。

鼻ヒアルロン酸注入後のダウンタイムと注意点

鼻ヒアルロン酸注入はメスを使わない施術であるため、ダウンタイムが比較的短いのが特徴です。しかし、施術後には一定のダウンタイムと注意すべき点が存在します。

鼻ヒアルロン酸注入後のダウンタイム

  • 腫れ

注入直後から数日間は、鼻に腫れが生じることがあります。

これは注入による組織への刺激やヒアルロン酸による水分吸収などが原因です。

腫れの程度は個人差があり、ほとんど腫れない場合もあれば、数日間比較的強い腫れが出る場合もあります。一般的には2〜3日でピークを迎え、その後徐々に引いていきます。1週間程度でほぼ落ち着く人が多いですが、体質によってはもう少し長くかかる場合もあります。

 

  • 内出血 

注入時に針が毛細血管を傷つけることで、内出血が生じることがあります。

これは皮膚表面に赤紫色や青紫色の斑点として現れます。多くの場合、メイクで隠せる程度の軽度なものです。1〜2週間程度で徐々に黄色くなり、最終的には消失します。内出血の程度や持続期間も個人差があります。

 

  • 痛み

注入時には多少の痛みを伴いますが、麻酔クリームを使用することで痛みを軽減できます。施術後も鈍い痛みや違和感を感じることがありますが、市販の鎮痛剤で対応できる程度であることがほとんどです。

 

  • 赤み

注入部位に赤みが生じることがあります。

これは炎症反応によるもので、通常は数日で消失します。

 

  • メイク

施術直後からメイクが可能です。

ただし、注入部位を強くこすらないように注意しましょう。コンシーラーを使用して、腫れや内出血をカバーすることもできます。

 

  • 日常生活 施術直後から日常生活に戻ることが可能です。

ただし、激しい運動や飲酒などは避けるようにしましょう。

鼻ヒアルロン酸注入後の注意点

ダウンタイムをスムーズに過ごし、よりよい結果を得るためには、施術後の注意点を守ることが重要です。

 

  • 激しい運動の制限

施術後数日間は、血行が促進されることで腫れや内出血が悪化する可能性があるため、激しい運動は避けましょう。軽いウォーキングなどは問題ありません。

 

  • 飲酒の制限

アルコールは血管を拡張させる作用があるため、内出血のリスクを高めます。

施術後数日間は飲酒を控えましょう。

 

  • サウナ、長風呂の制限 

高温環境下では血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があります。

施術後1週間程度は、サウナや長風呂は避けましょう。シャワーは問題ありません。

 

  • 患部への刺激の回避 

注入部位を強くこすったり、圧迫したり、マッサージしたりすると、ヒアルロン酸が移動したり、炎症が悪化したりする可能性があります。

施術後数日間は、患部への刺激を避けましょう。とくに、うつ伏せで寝ることは避けてください。

 

  • 紫外線対策 

紫外線は炎症を悪化させる可能性があるため、施術後数日間は日焼け止めを塗るなど、紫外線対策をしっかり行いましょう。

 

  • 保湿 

施術後は皮膚が乾燥しやすいため、保湿ケアをしっかり行いましょう。

 

  • 違和感や異変を感じたら

施術後に強い痛みや腫れ、発熱、異常な出血などの症状が現れた場合は、すぐにクリニックに連絡しましょう。

 

これらのダウンタイムと注意点を理解した上で、施術を受けるかどうかを判断することが大切です。不安な点や疑問点があれば、施術前に医師に相談し、納得した上で施術を受けるようにしましょう。

鼻ヒアルロン酸注入に関するよくある質問

施術を受ける前に気になる疑問点を解消しておきましょう。

ここでは、鼻ヒアルロン酸注入に関するよくある質問と回答をまとめています。

鼻ヒアルロン酸注入は痛いですか?

麻酔クリームを使用するため、痛みはほとんど感じません。

痛みに弱い人は、カウンセリング時に相談すれば、笑気麻酔などを使用できるクリニックもあります。

施術時間はどれくらいかかりますか?

施術時間は、注入部位や量にもよりますが、通常10分〜15分程度です。

カウンセリングや麻酔の時間も含めると、全体で1時間程度見ておくとよいでしょう。

腫れや内出血はどのくらい続きますか?

個人差はありますが、腫れや内出血は数日で落ち着くことがほとんどです。

メイクでカバーできる程度なので、日常生活に大きな支障はありません。

妊娠中や授乳中でも施術を受けられますか?

妊娠中や授乳中の施術は、安全性が確立されていないため、お勧めできません。

施術を受ける前に、医師に相談するようにしてください。

他の施術と組み合わせることはできますか?

他の美容施術との組み合わせも可能です。

ボトックス注射や糸リフトなどと組み合わせることで、相乗効果が期待できます。

ただし、施術内容によっては、同日に施術できない場合もありますので、医師に相談しましょう。

クリニック選びのポイントは?

医師の経験と実績、カウンセリングの丁寧さ、衛生管理、費用、アフターケアなどを総合的に判断して、信頼できるクリニックを選びましょう。

症例写真や口コミなども参考にすることをお勧めします。

まとめ

鼻ヒアルロン酸注入は、手軽に鼻の形を整え、理想の顔立ちに近づくことができる施術です。しかし、デメリット(リスク)も伴いますので、信頼できるクリニックを選び、医師とよく相談した上で施術を受けるようにしましょう。

この記事が、あなたの理想の鼻を手に入れるための一助となれば幸いです。