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ピコトーニングは肝斑に効果が期待できる?専門医が解説する理由と治療法

ピコトーニングは肝斑に効果が期待できる?専門医が解説する推奨理由と治療法

「肝斑にレーザーは禁物って聞いたけど、ピコトーニングなら大丈夫なの?」

「自分のシミが肝斑かどうかわからない…」

このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

肝斑はデリケートな肌トラブルのため、安易な治療はかえって悪化させてしまうリスクがあります。

ここでは、皮膚科専門医の監修のもと、ピコトーニングがなぜ肝斑治療に効果的なのか、その仕組みや治療のポイントについて詳しく解説します。

監修:田内里美(「さとみ皮フ科クリニック」院長)紹介
田内里美院長
皮フ科・皮フ外科・美容皮フ科の診療を中心とする「さとみ皮フ科クリニック」の院長であり、皮膚科専門医である。様々な地域の病院・皮膚科にて勤務を重ね、多くの知見を有する医師。
院長経歴
  • 聖マリアンナ医科大学 卒業
  • 三重大学皮膚科科学教室入局
  • 三重大学医学部附属病院 皮膚科勤務
  • 市立四日市病院 皮膚科勤務
  • 名古屋市内の総合病院 皮膚科勤務
  • さとみ皮フ科開院
所属学会・資格
SNS さとみ皮フ科クリニックのインスタグラム

肝斑治療にピコトーニングがおすすめな理由

肝斑は、刺激に弱いため、従来のレーザー治療のように熱エネルギーで色素を破壊すると、炎症が起きて症状が悪化してしまうリスクがありました。

しかし、ピコトーニングは「ピコ秒(1兆分の1秒)」という極めて短い時間でレーザーを照射し、熱ではなく「衝撃波」でメラニン色素を微細に粉砕します。この特性により、肌への熱ダメージを最小限に抑えながら、肝斑を安全に治療することができるのです。

肝斑治療の効果を最大限に引き出す3つのポイント

ピコトーニングによる肝斑治療は、ただ施術を受けるだけでは不十分です。効果を最大限に引き出し、美しい肌を維持するためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

肝斑治療の効果を最大限に引き出す3つのポイント
  • 複数回の施術と適切な期間
  • 内服薬や外用薬との併用
  • 日常のスキンケアと紫外線対策

複数回の施術と適切な期間

肝斑は肌の奥深くにメラニン色素が広がっているため、1回の施術で劇的な効果を出すことは難しいです。弱い出力のレーザーを複数回に分けて照射することで、肌への刺激を抑えながら、徐々に色素を排出していく必要があります。

  • 効果を実感するまでの目安:一般的に、5〜10回程度の施術を継続することで、肝斑が薄くなり始めることが多いです。
  • 適切な施術間隔:肌のターンオーバーに合わせて、2週間〜1ヶ月に1回のペースで定期的に施術を受けることで、治療効果を最大限に引き出すことができます。

内服薬や外用薬との併用

ピコトーニングの治療効果をさらに高めるために、内服薬や外用薬を併用することが推奨されます。これらは、体の内側と外側からメラニン色素の生成を抑制し、治療をサポートする役割を果たします。

併用が推奨される薬 期待できる効果
内服薬
(トラネキサム酸、ビタミンCなど)
メラニン色素の生成を抑制し、肝斑が濃くなるのを防ぎます。
外用薬
(ハイドロキノン、レチノイン酸など)
シミの原因となるメラニン色素を直接抑制・排出する作用があります。
田内里美医師からのコメント
肝斑治療は、ピコトーニングだけで完結するものではありません。個人の肌質や症状に合わせたオーダーメイドの治療プランが必要です。内服薬や外用薬の併用、そして日々の紫外線対策を組み合わせることで、より高い相乗効果が期待できます。

日常のスキンケアと紫外線対策

ピコトーニングの施術効果を維持するためには、日々のスキンケアと紫外線対策が不可欠です。

  • 刺激を避ける:洗顔やスキンケアの際に、肌を強くこすったり摩擦を与えたりすることは、肝斑を悪化させる原因となります。優しく丁寧にケアすることを心がけましょう
  • 徹底的な紫外線対策:肝斑は紫外線によって悪化しやすいため、施術後は特に注意が必要です。日焼け止めを毎日塗ることはもちろん、帽子や日傘も活用して、徹底的に肌を守りましょう。

まとめ:肝斑の悩みを解消したら、いよいよクリニック選びへ

この記事では、ピコトーニングが肝斑治療に効果的な理由や、治療効果を高めるポイントについて解説しました。

正しい知識を身につけ、信頼できる専門医と相談しながら治療を進めることが、肝斑の悩みを解消する近道です。