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シミ取りの費用はどう決まる?施術方法と回数で変わる料金のポイント

シミ取りの費用はどう決まる?施術方法と回数で変わる料金のポイント

シミ取りの費用どう決まる?

シミ取り治療の費用は、施術方法やシミの種類、治療回数、クリニックの立地や医師の経験など、多くの要因で変動します。ここでは、費用に影響する主な要素を詳しく解説します。

 

 施術方法の種類

シミ取りには複数の施術方法があり、方法により費用が異なります。

  • レーザー治療:1回あたり10,000円〜30,000円程度
  • 光治療(IPL):1回あたり8,000円〜20,000円
  • ピーリング:1回あたり5,000円〜15,000円ほど

 シミの種類と治療回数

シミの種類に応じて、必要な施術回数や費用も異なります。以下は、主なシミの種類と、それぞれに適した治療回数の目安です。

  • 老人性色素斑(日焼けによるシミ)

1〜3回の治療で改善するケースが多い。比較的治りやすく、回数が少なくて済むことが多いため、費用も抑えられます。

  • 肝斑

3〜5回程度の治療が必要なことが多い。肝斑は特に顔の頬などに広がることが多く、レーザー治療などの効果が出るまでに回数を重ねる場合が多いため、総費用はやや高めになります。

  • アザ(太田母斑など)

個人差が大きく、5回以上かかることも。複雑な色素沈着が含まれるため、根本的な改善には複数回の施術が求められることが多く、費用も大きくなる傾向があります。

  • そばかす

2〜4回程度での改善が一般的。比較的軽いものから濃いものまであるため、回数や費用も個人差が出やすいシミの一種です。

 施術回数による費用の増加とパッケージプラン

シミが完全に取り除かれるまでに複数回の治療が必要な場合、追加の施術費用がかさむことがあります

そのため、多くのクリニックではパッケージプランが用意されており、回数に応じたセット価格で提供されることがあります。

例えば、

  • レーザー治療パッケージ:3回セットで25,000円〜70,000円程度
  • 光治療パッケージ:3回セットで20,000円〜50,000円程度

パッケージプランを利用することで、総費用を抑えつつ必要な回数を確保できるため、回数を重ねる必要があるシミに向いています。

 保険適用かどうか|美容目的と医療目的の違い

シミ取り費用

シミ取り治療は一般的に美容目的と見なされるため、ほとんどの場合、保険は適用されません

しかし、特定の医療目的や健康上の理由により、保険が適用されるケースがあります。以下では、保険適用が可能となる例を詳しく見ていきましょう。

 1. 健康に悪影響を及ぼす可能性のあるシミ

特定のシミや色素沈着が、身体的な健康や日常生活に支障をきたすと診断された場合、保険が適用されることがあります。具体例としては、以下のようなケースが挙げられます。

  • 母斑(ほくろ)や異常な色素増加

母斑(太田母斑、異所性蒙古斑など)は先天性のものや、悪性化のリスクが考えられるものについて、医療としての取り扱いがされることがあります。皮膚科医が検査を行い、リスクがあると判断された場合、保険適用の治療が可能になる場合があります。

  • メラノーマ(皮膚がんの疑いがあるもの)

一部のシミやほくろが皮膚がんの初期症状である可能性がある場合、検査や治療が必要となり、保険適用で対応されることがあります。特に色や形に異常があり、医師が早急に対処する必要があると診断した場合、治療に保険が適用されます。

 2. 外傷や火傷、事故による色素沈着

事故や怪我、火傷などに伴う色素沈着やシミは、健康や見た目への大きな影響があるため、医療目的として保険適用が認められることが多いです。

  • 外傷性色素沈着

怪我や手術、やけどによって肌に残った色素沈着が原因の場合、保険適用で治療を受けられる可能性があります。特に、外的な要因によって発生し、日常生活や心理的に大きな影響があると医師が判断した場合、医療費の負担が軽減されることが多いです。

  • 外傷後の治療跡

手術跡や交通事故などによる色素沈着も保険適用が可能です。こうしたケースでは、治療の目的が美容的な改善よりも、患者の心身の健康を維持するためであると見なされることが多いです。

 3. ホルモン異常などが原因のシミ

ホルモン異常が原因で発生したシミや色素沈着も、保険適用となる可能性があります。特に、ホルモン治療や内科的治療を必要とするケースでは、皮膚科での治療が医療目的と認められることがあります。

  • 内分泌異常に伴う色素沈着

甲状腺疾患や糖尿病などによる内分泌の乱れが原因で起こる色素沈着は、単なる美容目的ではなく、治療が必要とされることがあり、医療保険の適用対象となることが一般的です。

 

保険診療が適用されるのは、シミというよりアザというべき太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)、外傷性色素沈着などです。

治療法はトラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬の処方と、レーザー治療の一部において適応されます。

引用:大西皮フ科形成外科医院

 保険適用のための診断・申請の流れ

こうした医療目的のシミ取り治療を希望する場合、以下の流れで診断・申請を行うことが一般的です。

  1. 皮膚科医の診察を受ける

まず、皮膚科で医師の診察を受け、保険適用の対象かどうかの判断を受けます。医師が必要と判断した場合、保険適用で治療を受けるための診断書を発行することがあります。

  1. 診断結果に基づき治療計画を立てる

医師が保険適用対象と判断した場合、具体的な治療計画が立てられ、治療が開始されます。

  1. 保険会社への申請が必要な場合も

場合によっては、保険会社からの追加書類の提出を求められることがあるため、医療機関や保険会社に確認することが重要です。

 

保険適用になる太田母斑や扁平母斑などのシミを治療したい場合は、皮膚科の受診がおすすめです。ただし、皮膚科は扱っているレーザーの種類や、保険適用になる治療回数が決まっています。治療方法を選びたい方、保険適用でないシミを改善したい方は、美容皮膚科を受診するといいでしょう。

引用:品川美容外科

 

こうした医療目的のシミ取りは、美容的な理由での治療とは異なり、医師の判断が必要になります。

保険適用の対象となるかどうか、まずは皮膚科のカウンセリングで相談してみることをおすすめします。

 

 シミ取り治療の費用を抑えるコツ

費用を少しでも抑えたい方に向けて、コストを抑える方法を紹介します。

 キャンペーンや割引の活用

多くのクリニックで初回割引や期間限定のキャンペーンが行われているため、事前に調べることで費用を抑えられることがあります。

 パッケージプランの利用

複数回の治療が必要な場合、パッケージプランを利用することで1回あたりの費用を抑えることができます。

まとめ

シミ取り治療の費用は施術方法、シミの種類とその治療回数、クリニックの設備や医師の技術、保険適用の有無などの要素により異なります。

まずはカウンセリングで見積もりを確認し、自分のシミに最適な治療法とプランを選ぶことがおすすめします。